ピアノレッスン

秋月は丁寧にブラウスのボタンを外し、鎖骨にキスを落とした。


下着の中に入った指先は何度も同じところを往復し、次第に水音が響き始める。



「亜澄・・・」


あまりの気持ちよさに思わず身体が仰け反る。





お兄ちゃんが・・・


お兄ちゃんの手が・・・・


私を・・・・





そう思うと、どうにも止められなくなる。



私は大きな声を出さないように、自分の袖を噛んだ。


「んっ・・・・んんっ・・・」




秋月の指の動きが滑らかになり、私も立っていられなくなってしまう。




「・・・そのまま、イっていいよ、亜澄」



そんな台詞に体中が反応して、私は耐え切れなくなった。