彼女志願!
彼女にしてください
「『お前はイヤだ、イヤだ、と言うが……ここは俺を欲しがって鳴いているじゃないか……』
王子の細く白い指が、ペチコートの中に忍び込み、エリスの脚の上を這う。じらすように、煽るように。
思わず息を漏らすエリス。
逃げなければと、冷静な部分が叫んでいる。けれど体が動かない。
王子の言うとおり、私はこれを望んでいたのだろうか……。
『エリス。脚を開きなさい』
肝心なところに触れかかった王子の指先が、ゆっくりと彼女の脚の間に沈んでいく。
王子の声は、決して張らないのに、むしろ上品な口調であるのに、エリスの体を揺さぶる、艶があった――」
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