彼女志願!
そして――
十分受け入れる体勢になっていたとは言え
死ぬほど痛いと聞いていたからビクビクしてたのだけれど
実際は、穂積さんの力量なのか、それほどでもなく
そしてまずなによりも、穂積さんと一つになったということに死ぬほど感激していた私には、その痛みすら、とても、すてきな感覚だった。
「あ……穂積さん……だいすき……」
「泣きながらそういうこと言うの、やめてください」
「ごめんなさい……ぐすっ……でも、すき……」
「だから……困ります……」
そして穂積さんは私の耳元で深く息を吐くと
「あなたが――愛おしくなってしまう……」
上ずった声で、ささやいた。