彼女志願!
そう、口にしていた。
追い立てられるように穂積さんが欲しいと、泣いていた。
やがて、力強く、大きくなった穂積さんは
私の最奥で体を震わせる。
肩で息をしながら
私の首筋に顔をうずめた彼。
グリーンの香りが体を包む。
ぼんやりとした意識の中
萌、と、彼の唇がささやいたような気がした。
穂積さんはやめて、と言ったけれど
私はやっぱり、言わずにはいられなかった。
穂積さん、大好き――
愛してる、って……。