彼女志願!
無常ではいられない
――――……
「――そこまでしろとは言ってないでしょう」
ケホケホとむせる私の目の端に浮かんだ涙を
穂積さんはあきれた口調でぬぐう。
私は彼の言うとおり
その……
口で、した。
しかもキッチンで
最終的には、彼が吐き出すものも、全部、飲んでしまった。
出しなさいって、言われたのに……。
「あなたは、俺がやれって言えば、なんでもするんですか?」