彼女志願!
あなたと一緒に

「萌っ!!!!」




お姉ちゃんが叫ぶ。




気が付いたら、テーブルの上のカップ&ソーサーや、ケーキが


床に散らばっていた。



もしかしたらお湯がかかったのかも。


脚がひりひりする。




けれど手は止まらない。



一度で落とし切れなかった母のお気に入りのカップを、両手で払うように床に落としていた。



激しい音に、広間にいた親戚たちが集まってくる。




「どうしたのっ!?」




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