彼女志願!

「今のところ、萌がこなしたのは、Dマイナスまでです」

「――!!!!!」



思わず無言で息を飲む私。



あ……

あんなことまでしたのに、まさかのDマイナス!?



呆然として固まる私を、穂積さんはひょいと抱き上げ、ベッドへと運ぶ。



「ちなみに、彼女の実家で人目を盗んで手早くコトを成し遂げる、というのもDマイナスです」



きゃー!!!!!!



無邪気な笑顔で穂積さんは微笑んで

私を優雅な手つきで押し倒す。



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