彼女志願!

「一緒にゆっくりしたいです。穂積さんと」

「ええ。僕もです」



そして穂積さんはふうっと息を吐き、私の膝に頭をのせてソファーにのびのびと横たわる。



「ハダカで泳ぐ萌が見たい」

「はっ、えええ!?」

「きっと可愛いですよ。人魚のようにきれいだと思います」



クスクス笑いながら穂積さんは私を下から見上げる。



「私、人魚どころか、泳げないんですけど……」

「教えてあげるから大丈夫」



彼の指が、私の首の後ろに回る。



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