彼女志願!

いい大人として恥ずかしいけれど、なにしろこの妄想力でごはんを食べているようなものだもの。


オーケーオーケーってなもんよ。うん。



願わくば、今日も穂積さんの夢を見られますように……。



いつものようにお祈りしながら、タオルケットを引っ張りあげて、体に巻きつけ、眠ることに意識を集中させた。





――――……




カタン……




小さな物音に、ハッとして目が覚めた。







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