歩み続ければ
「おかえり」
母さんが俺に声をかけたのはなんとなくわかったが
俺はボーっとしたまた部屋へ向かった
ドサッ
「はぁー・・・」
今にも魂が抜けそうな勢いで
ベットに倒れこんだ
「あれ本当に遥だったよな。。」
頭の中はあのコンビニで見た
遥が他の男子と楽しそうに話している光景でいっぱいだった
そして
ある1つの夢のことを思い出した
それは、遥が他の男性と結婚するという夢だ
それを見たときはただの夢かと安心していたが
今になって不安があふれてきた
「俺、遥と別れるのかな
結婚しようって言ったけどできるのかな
俺よりあの男の人の方がいいのかな・・・・?」
すごい悔しくて
あの笑顔を思い出すだけで辛くて
さまざまな気持ちがこみ上げてきた
頭の中がパンクしてきて
吐き気がした
しだいに目からは涙があふれ出てきて
もうどうしたらいいかわからなくなっていた
「俺らもう...ダメなのかも...な」
正直もう遥と付き合うのは疲れた
遥以外にも良い奴はいっぱいいるじゃん
でも...
そうだ、新の恋を応援しよう
アイツは恋愛べただから俺がしっかり教えてやらないとな
あ、でも俺遥に二股されているんだっけか
あーぁ、これじゃあ示しがつかねーじゃん
ほんっと俺ってダメなやつ・・・
こうやって数分矛盾を繰り返しては屁理屈を言い
そんなじぶんがいやだった
---遥・・・
遥は俺よりアイツの方いんだろうか・・
彼氏彼女という自覚がなかったからそんなことになってしまった
でも..
これじゃあ、キリがない
俺はベットにもぐりこみ
遥にメールを打とうと画面とにらめっこをしていた