歩み続ければ

教室に入ると―――
「おっはよ～ん、蓮！」
きたよ
俺の親友五十嵐新
すげーいたずら好きで
女子にも人気あるけど絶対約束は守るし
嘘はつかない
ま、そんな奴だから人気あんのかも

「おはよう、蓮」
コイツは・・・宍戸遥
「はよ///」
「あれれ～、蓮君赤いでちゅよ～？」
「うっせーし！」
「あはは！！」
遥は俺の彼女
なんか彼女っていうのも気恥ずかしい気もすっけど


そんなこんなで朝のHRが始まった
これが彼女と新との出会いだった

―――ガラガラ
「静かに！　えー、今日は転校生がきている。
　入りなさい。」
　
「・・・はい」

「・・・っ」
クラス全員が彼女に釘付けだった

「自己紹介をしなさい」

「はじめまして、私の名前は白鳥柚です。
　よろしく」
髪は黒髪のストレートで頬は雪の様に白い
まるで教科書で見た京都美人だった

「では、後のあいている席に座りなさい。
柚という名の彼女は先生にペコっと一例をした後
風をきるように席についた。