歩み続ければ
----「...っ...」
その時中山君はすごい力で私を抱き寄せた
「やめてよ..っ..はなして...っ」

私はもうパニックだった
さすがに男の人の力は女の私にとってはものすごい..

こんな時蓮がいたら...

「...蓮..! 蓮助けてよぉ...っ」
助けがくるはずもないのに私は必死で蓮の名前を叫び続けた
「れんっ.....れんーーー!!」

その時微かに公園の入り口に..

「れん...」
蓮の姿が見えた気がした

「れ...れん! 蓮助けてっ...っ...」
すると蓮はちゅうちょなく駆け寄ってきてくれた
「れん...」

---夢見てるのかな私..
いるわけないのにね..


その時ものすごい力で押さえつけられていた私の体は解放され
私は地面に転げ落ちた

「俺の..遥に手ぇだしてんじゃねぇ...!」
---ダン...ッ

目の前では中山君と蓮が...
スローモーションのように2人は...


その時私の意識が途絶えた



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