歩み続ければ
新side
「あーぁ」
最近の俺はどうかしている
やっぱ蓮がいないとな..
って何弱気になってんだよっ!

あいつはあいつで悩みが抱えている
俺が助けになってやろうと思ったけど
俺はあいつの負担になっている
少し様子を見よう...

そう思いベットに入ったときだった

~♪~♪
メールの着信だ
「こんな時間に誰だよ」
俺はそう思い渋々携帯を手にした

受信画面には
『蓮』と表示されいた

俺は「もう友達やめよう」といわれる覚悟はできていた

そして受話器を押した

「...もしもし?」



「...新ごめんな」
やっぱ...俺嫌われたんだな..

「おう、分かってるって。 俺はもう決心したから!!
 気にするなって! 俺は全然きにしてねーぞ!
 俺らはもし親友やめて心の中では友達だぞぉー」

なさけないけど俺は今泣いていた


ともだちごときでなくなんて...な



「...お前何いってんの?」
「っえ、俺らやめるんだろ? 親友」

「..? 俺それとまったく逆のこと言おうと思ってたんだけど..」

--は?

「っおい、どう意味だ、そりゃ」
「どうもねえよ、俺やっぱりお前が必要だわ..」


―――おい、コレって....

「親友に戻ろうぜ」

「っ...よ」

「え?」

「っよっしゃあああああああああああ」

俺はベッドの上でハイジャンプを繰り返した

まさかの...まさかの...

し、し、親友に戻れたんだなんて...な
夢みたいだ

「お、おう、よろしくな」
「ハハハ、ハイジャンプでもしてんじゃねーだろうな?」
「っえ...?」
「嘘、冗談冗談! するわけねえか」
「お、おう」
手には冷や汗
俺、監視されてんるんじゃぁねえよな...
「じゃ、明日学校でな、おやすみ」
「お、おうおやすみ」

そうして俺はやりきった顔で携帯を閉じた
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