歩み続ければ
―――放課後
「しっかしさ、あの転校生・・・柚だっけか?
 なーんか、きにくわねーなー」

「人の悪口だなんて新らしくないけど、どうかしたのか?」
本当だ、新はめったに嫌いな人意外の事は口にしない
もし、新が悪口を口にするならば嫌いな人か・・・

―――もしかして

「おい、新。 お前もしかして柚の事好きなんじゃないのか?」
最初は冗談のつもりだった。
しかし、みるみるうちに新の顔は赤く染まっていた



            ******
「本当!?」
遥は目を丸くして驚いている
ムリもない
だって、あの新が恋だなんて・・・な
俺でもビックリだ
俺は新とは幼稚園からの仲だった
しかし彼女がいる俺に比べて新は彼女どころか
好きな人もいなかったのだ
そして、今新が言った衝撃の真実

「俺・・・柚の事一目ぼれだわ///」

もう遥と2人してガッツポーズだったなー


「新! 私にまっかしといて!」
遥はブイサインをしてすごい笑顔だった

「おぉ!心の友よ~!!」


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