歩み続ければ
新side
―――いや、柚もいる

蓮と電話をしてから早3分が経過した
「~♪~♪」
俺は鼻歌なんか歌ってみたりする
隣では里香が不思議そうな目でこちらを伺う

「おにいちゃん、何歌ってるのぉ?」
「ん? あぁ、これはな『I LOVE 柚』って曲だぜ」
「アイラブユズ...?」
「おう!」

そしてまた俺は歌いだした
すると、里香もはまりだして意味不明な曲に仕上がった

「おにいちゃん、どこいくのぉ?」
里香は不安そうな目でこちらを見てきた

「それはな~~、いってからのお楽しみーっ」
子どものようにはしゃぐ俺を見て、里香は微笑んだ

そして俺たちは、カラオケの近くのコンビ二まできていた

きっと周りから見たら俺らって仲むつまじい兄弟だなっ
ま、そうなんだが!


「おにいちゃん、アレ...」

里香の指指す方を見ると...

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