歩み続ければ
そこには1人の女の子がしゃがんでいた
しかも...泣いてる!?

近づいてみると、それは誰かに似ていた

―――柚...?!

「お、おいっ..! 柚っ!!!」
俺が名前を叫ぶと、柚らしき女の子は顔をあげた

「..グス..っ...新..」
そこにいたのは紛れもなく柚だった

でも...なんでないている?

「おい、こんなとこで泣いてたら危険だぞ まずは...あ、蓮達とカラオケ
 だろ? いくぞ?」
俺が柚の手を引こうとすると、柚は、
「い..いやっ! いかない! 離してっ!」

今まで見たこともないような柚がそこにはいた

「...お前..どうしたんだよ...」

「.......」

「おい、なんとか言えよ..」

「.......」

「頼むから...」

「...っ.....」

「柚っ..!」

「...嫌われた..」

「っは?」

「..遥に..嫌われたかも..」

「....かもだろ!? 聞いて見なきゃわかんねぇじゃん」

「...でも,,私ひどい事いっちゃったから...っ」

そして柚はまた縮こまった

俺らの会話を聞いて、里香は心配そうだった
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