歩み続ければ
「...おう」
絶対今俺童謡している顔だよな
かっこわるっ...

「私..前々から新に言おうと思ってたんだけど...」

前から付き合う気さらさらねえってことか..?

冗談だろ...笑顔ではなし流そうと思ってたけど
ながせねえじゃん..

「...おう、どうした?」

「私...実はね....中学校時代にも彼氏がいてさ..」

ってことは...元彼と寄りを戻すってわけか..?

「...おう」

「彼...交通事故で...その...」

「..?」

「死んじゃ...ったんだよね...」

そ、それが...どうしたんだ...

「...おう」

「私さ..ずっと新にこのこと言おう言おうって思ってて結局はいえなくて...だから...新には嫌われたくなくて...私..きっと..何か悪いものあるから..なんていうか..その...近づきたくなかったらいいんだよ?」

と、オドオドという...

バカか..よ

「...本当、隠しててごめんなさいっ...じゃ..っ」

柚はバックを持って立ち去ろうとする

「...で?」

ポカンとした表情の柚

「...え..?」

「で...俺ら別れるの? たった3日で」

「え..だって...いやじゃないの? こんな..こんな私で」

「誰もいやだっていってねぇじゃん、そんなに信用できない?」

「..いや..そんなわけじゃ...」

「じゃ、いいじゃん それとも柚が俺のこと拒否ってる?」

「な...なわけないじゃん 好きだよっ」

「..プ」

「..ちょ、何笑ってんのよっ!」

「だって、おっかしいからっ!1人でバカみたいにさ」

「バカって...もぉ...新の方バカじゃん!」
柚の頬は真っ赤

「...俺はわかれたくねぇ..」

「....本当?」

「あぁ」

「...っ」

柚は持っていたバックをイスにおき満面の笑みでうなずいた


―――俺かっこいいな..
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