ガルドラ龍神伝―外伝章―
リタは、ぼんやりと考え事に浸っていた。


グラナダは、突然背伸びをした。


「今日は、もう寝ようぜ。


リタもヨゼフも、夜の戦いで疲れてるからな」


「そうだな。


使い魔を適度に休ませるのは、サタンサマナーの役目だ」


四人は、講師達に一礼をして寄宿舎に戻る。


こうして、人間界ゼテロイドの少年、グラナダステイル・スタンダードと、十四歳の砂龍王女リタの冒険の幕が開いたのだった。
< 13 / 29 >

この作品をシェア

pagetop