机の上で逢いましょう。
「―…"俺は、誰かに信じ
てもらっているのだろうか"と、記しました」
―――あぁ。
この人だ。
あたしが、
探していたヒトは…。
「返事は、すぐに返ってきました。嬉しかった」
そう言って、
その男の人は…
机の住人さんは、
ニッコリ笑って
「皆さんに、この言葉を贈ります――」
…―舞い上がる桜。
揺れる木々。
涙の空間。
あたしが、
この人を愛した記憶。
「―…あなたも誰かに信じてもらっているのです…」
確かに通じた―。
あたしの、言葉…―。