君に贈る
裕SIDE


「着いた~」


「二人とも迷子になるとか論外だよな」


「ははっそうだねぇ」


最寄駅で降りたのにもう昼過ぎだし


なんせ逆方向へ向かってたからな


沙菜だったらすぐ着いただろな


あいつ女のくせに初めて行くとこでも道がわかっちまうからな


「ねぇ裕お風呂入ろうよ」


「いや、先メシじゃね?」


「ん~わかった、じゃあ先食べよ」


俺‥愛理とは合わないわ


今日はツクヅク思った


飯を食った後、それぞれ風呂に向かった


その途中


俺は意外な男に会った



「琉生‥」


「裕」


来てたのかって感じの返事にイラッとする


「沙菜と一緒なの?」


「あぁ」


「‥あっそ」


俺はそれ以上話すのをやめ風呂に向かった


< 111 / 418 >

この作品をシェア

pagetop