君に贈る
「ありがとう」


「どういたしまして」


今だよ


今言うんだ、自分


「琉生」


「ん?」


「私、琉生が好き」


「っ‥」


琉生は驚いたように私を見た


「沙菜「琉生!」


琉生の言葉と被って声がした


その方を二人で見る


「っ‥」


「さ、悟‥?」


どうしてここに‥


悟は私たちの前まで近づいた


「琉生、どういうことだよ」


「…」


「悟「沙菜は黙ってろ」


‥プチン


「あんたが黙ってなさいよ!」


「「っ」」


「もう悟に気持ちはないの!もういい加減しつこい!」


「沙菜‥」


「私は琉生が好き、悟はもう過去の人なの」


悟は私を真っ直ぐ見た

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