君に贈る
そう言って口を塞がれた


ずるいよ、琉生


もっと好きになる


これからもずっと好きになる


だから、そばにいてほしい


ずっと













悟SIDE

俺は愛理と会っていた


俺の家の常連の愛理


愛理はコーヒーを淹れて俺にも渡す


「サンキュ」


「昨日うまくいった?」


「あぁ。でも沙菜大分酔ってたから覚えてねぇかも」


「いいのいいの」


「何でだよ?」


愛理はふふんと鼻で笑った


「楽しみ~」


何がだ?


俺は首を傾げながらコーヒーを飲んだ


愛理って本当に沙菜の親友か?


ちょっと引く部分もあるんだけど


「ねぇ悟」


愛理は胸の開いた服で俺に寄ってきた
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