君に贈る
琉生SIDE

沙菜と別れた後、俺は家に帰った


家の前で俺を待つ美里


俺はシカトして家に入ろうとした


「琉生待って」


腕を引かれ美里を見る


「美里、俺の子供だとしても、俺に責任はない」


「っ‥琉生「妊娠したことも知らなかった。確かに避妊してなかったのが悪いが、産むと決めたのはお前だ」


「聞いて琉生「慰謝料がほしいならやるから、俺に付きまとうな」


「琉「別れたのは1年前だ。俺はパパになる気はない」


「…」


「じゃあな」


俺は美里を残し家に入った


入ってすぐ大きなため息が出る


これでいい


美里なら立派に育てられる


俺はパパにはなれない


最初は遊びだったこの恋も


今では欠かせない恋だ


沙菜を失いたくない


俺は強く自分に言い聞かせた


心のどこかで


それでいいのか?って囁く奴がいる


それで子供は幸せなのか?って


ドンっ!!!!


俺は壁を殴った
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