君に贈る
「おはよ、愛理」


「はよ」


カタカタとパソコンのキーボードをうつ愛理


最近、愛理のファッションが変わった気がする


いつもミニスカだし、胸は開いた服ばかり


新たな恋見つけたのかな


でもそれと同時に愛理とあまり話さなくなっていた


私は小さくため息をついてデスクに向かった


それからひたすら仕事を熟した


仕事が終わるとさっさと帰る愛理


私も荷物をまとめ会社を後にした


会社を出てすぐ


愛理は男の人と腕を組んで歩いて行った


何だ、彼氏できたんなら言ってくれればいいのに


私は二人とは逆の方向へ歩き出した


そのとき電話が鳴った


「はい」


「沙菜~最近遊んでくんないじゃん」


「あぁ‥」


男友達


いつも遊んでたけど、琉生と付き合い始めてから会ってない


「来いよ、飲もうぜ?」


「あ~‥うん」


「よし、いつもんとこな」


「うん‥」


電話を切り私は逆方向へ歩き出した
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