君に贈る

沙菜SIDE

私は段ボールだらけの部屋を見た


「これでいいのかな‥」


引越しは３日後


あ‥待って


本当に悟の子?


ただそう思い込んでるって可能性は?


私は手帳を開きカレンダーを見た


「大体このあたりだから‥悟とあったのがここ。その後に琉生とは‥」










関係をもってない‥?


会ったのは会ったけど‥


私は手帳を閉じため息をつく


「あ、その前に‥」


私はもう一度手帳を開いた


悟と会った日の３日前に‥


でもそれだと計算が合わない?


「はぁ‥」


私は肩を落とし片付けを続けた


片付けも大分片付いた頃、電話が鳴った


「はい」


「沙菜、沙菜の両親ってどこ住んでる?」


琉生からだった


「離婚して別々のとこに‥でも二人とも県内だし、近いよ」


「そっか。明後日予定ある?」