君に贈る
「琉生じゃなーい!元気なの?全く顔見せてくれないんだからー」


「母さん、紹介する。沙菜。俺の彼女」


「あら、可愛い御嬢さん」


「初めまして」


母さんはすぐに沙菜を気に入ってリビングに連れて行った


俺はキッチンに入りコーヒーを淹れる。沙菜にはオレンジジュース


「あー琉生、やるのにー」


「父さんは?」


「今さっきコンビニに行くって出たわよ。」


じゃあすぐ帰るかな


それからリビングで父さんの帰りを待った


母さんは沙菜と延々と喋ってる


しばらくすると父さんが帰ってきた


「琉生、元気にしてるのか?」


「あぁ」


父さんにも沙菜を紹介し本題に入る


「実は、沙菜は妊娠してるんだ」


「まぁ!私おばあちゃんになるのねー♪」


母さんは喜んだ


父さんは複雑な表情


「沙菜さんのご両親には挨拶したのか?」


「あぁ。今日」


「じゃ今度みんなでご飯しましょ♪」


「でも、俺の子じゃないかもしれないんだ」


「「えっ」」


二人とも無表情になる


「沙菜、犯されて。どっちの子かまだわからない」


「きっと琉生の子よ。沙菜ちゃん、大丈夫よ」


沙菜は何も言わずにコクンと頷いた
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