君に贈る
沙菜SIDE

私のお母さんが‥琉生のあ母さんみたいに明るく?


想像できない‥


いつも冗談すら言わないお母さんなのに


見てみたい


「あ、そうそう、お母さんが両家で食事しようって」


「あぁ。今度の日曜ってさ」


「もう決まったの?」


今日の昼お母さんが言ってたのに?


「あぁ。俺の母さんとさっさと決めたってさ」


「あぁ‥そう」


何か琉生のお母さんとうちのお母さんが親友って想像つかないんだけど


「それから結婚式が来月」


「へっ!?」


式まで決めたの!?


「沙菜のお腹が目立たないうちにな」


琉生は優しく微笑んだ


それって、琉生が決めてくれたの?


「式場は俺らで決めたいからってパンフだけ持って帰った」


「え、琉生今日行ってたの?」


「あぁ。沙菜の母さんも一緒にな」


「えっ!?」


どんだけなのお母さん!?


「だから招待状早急につくらなきゃな」


「あ、そっか」


来月だったらもう送ってなくちゃいけないよね
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