君に贈る
翌日


私は眠気に襲われたまま出勤


「沙菜」


「おはよーござーます」


「フッ寝不足?」


私は首をコクンと下に落とした


「何で?琉生とそんなに長電話してたの?」


今度は横に首を振る


「じゃ、何で?」


「新たに琉生の謎が増えたから寝れなかった」


「ぷっ何それっ」


愛理は楽しそうに笑った


私は眠くて仕方ない


頭働かないな、今日は‥


座ったら寝そうだし(笑)


「あっ!」


「んあ?」


私は愛理を見た


愛理の視線は会社の方を向いていた


私は愛理の視線を辿った


「ん‥?」


「あれ沙菜の友達じゃない?」


眠い目を無理矢理こじ開け見た


「裕?」


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