君に贈る
no.6
沙菜SIDE

愛理が会社休む理由って‥


私はそればかり気になって仕事にならない


私は愛理の席を見た


そうだ、所長なら知ってるかも


私は所長の席に歩み寄った


「所長、愛理、どうして休みか知ってます?」


「どうせ無断欠勤よ。あの子の分、仕事しといてくれる?」


そう言って書類を持って出て行った


私は席に戻り愛理の席を見つめた


昼休み裕に電話をかける


「もしもし、裕、私」


「どうした?」


「愛理一緒じゃない?」


「いや‥」


「そっか‥」


何も言えなくなっちゃった


「沙菜、会いたい‥」


「っ‥どうしたの?」


急に言われても、仕事あるし‥


「ははっ‥冗談。愛理探してくるから、仕事頑張れよ」


「う‥うん」



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