君に贈る
翌日

私の目は腫れている


今日もラーメン男孝雄は来た


「愛理ちゃんおはよう」


「早過ぎ。暇人なの?」


まだ7時なんだけど


「ははっ。まぁね」


暇人かよ


「昨日の男の子可哀想だったね」


「っ‥」


「どんな子だったんだろ」


「バカで優しいっ‥」


しまった‥


「愛理ちゃん、記憶失ってないんだね」


「っ‥かっカウンセラーなら察しなさいよ!」


「よく覚えてたね~」


ニコッと笑う孝雄をマジで殴りたい


私は孝雄に背を向ける


「怒んないでよ」


怒るわ!


「愛理ちゃん体ねじれて辛くないの?」


「辛くない!」


本当は辛いけど


仕方ないじゃん、孝雄の顔見たくないんだから

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