君に贈る
「「きゃ―――――――――――!」」


お母さん2人が叫ぶ


え‥?


「そう!よかったじゃない!」


と私のお母さん


「琉生の子が楽しみだわ。沙菜ちゃん頑張ってね」


と琉生のお母さん


「沙菜ちゃん、気を落とすなよ」


と琉生のお父さん


「わしは大歓迎だ」


と私のお父さん


「本当のところイヤだったのよね」


「小百合ちゃん、私もなの」


「あら、やっぱり気が合うわね」


「琉生くん、娘を頼んだぞ」


「はい」


暗くなる要素ゼロなんだけど‥


まぁ‥いいか‥


私も琉生も気になってたとこだし


でも‥母親としては失格かな‥


赤ちゃんを守ってあげられなかった‥


「沙菜ちゃん、暗くなることないわ、琉生とラブラブでいたらきっと赤ちゃんはまた来てくれるわ」


「お義母さん‥」
< 229 / 418 >

この作品をシェア

pagetop