君に贈る
どういうこと?


何で?


私はずっと考えた


外が明るくなってもまだ考えていた









私はシャワーを浴び支度して外に出た


車に乗り込みアクセルをふかした


着いた場所は雅喜の家


家の前に車を停めインターホンを鳴らした


「はぁい」


「雅喜、私。」


「どぞ~」


眠そうな声を無視して家に入る


靴を脱ぎリビングに行くと大きな欠伸しながらソファに座る雅喜がいた


「雅喜、琉生と幼馴染でしょ?」


「ん、それがどうした?」


「全部教えて」


「んぁ?」


雅喜は顔をしかめながら私を見た


「本人は何も言ってくんないから雅喜に聞きにきたの」


「ふぁあああ」


大きな欠伸する雅喜


そりゃそうだよねまだ朝の6時半だし


「沙菜眠くないの?」


「琉生ってどこの会社に?」


< 25 / 418 >

この作品をシェア

pagetop