君に贈る
「アイツ面倒くせぇもん」


アイツ面倒くせぇもん、じゃねぇ!!


「悟、お前のせいだ、何とかしろ」


「だから、アイツ無理なんだって」


「はぁ‥あ‥お前もしかしてそれで俺に?」


「ビンゴー!じゃな」


「おい!」


一方的に切られ増々イライラが増す


はぁ‥


あ‥そうか


他の男を紹介すればいいんだ











その日の夜俺はバーにいた


「琉生―!」


結衣は嬉しそうに俺の隣に座った


「デートのお誘いなんて初めて♪」


デートじゃねぇし


結衣は俺の腕に絡まってくる


「やめろ」


「もう!照れちゃって可愛いっ」


何かむかつく


マスターはクスッと笑う
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