君に贈る
「○○会社だよ」


建築家なんだ‥


「家はどこ?」


「○○の高級マンションの‥ふあぁああああ」


○○の高級マンション‥


「ありがと」


私は家を飛び出した


車に乗り○○へ向かった


○○の高級マンション


ここだ


私は道端に車を停め、車を降りた


マンションを見上げて小さなため息が出た


私は車に寄りかかって琉生が出てくるのを待った


待つこと1時間


琉生が出てきた


「琉生っ!」


琉生は驚きを隠すような表情で私を見ていた


私は琉生に駆け寄る


「何してんの」


「ストーカー」


「は?」


「琉生が何も教えてくれないのが悪い」


「…」


琉生はスーツをビシッと決めていた


「かっこいいじゃん」


スラッと長身の琉生に似合ってる


「俺は今から「○○会社に出勤?」


「…」


「私が送ってあげる」


琉生は私の後ろに視線を送った



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