君に贈る
私は悟に沙菜の住んでるとこを聞きながら走った


久しぶりに走ったから足が棒


マンションのエントランスで部屋番号を押した


ピーンポーン


妙にドキドキする


「愛理っ!入って」


エントランスのドアが開き私は足を踏み入れた


部屋の前には沙菜が出て待っていた


「愛理!」


沙菜に抱きつかれドギマギする


「沙菜‥」


「えっ」


沙菜はバッと離れ私を見た


「ごめん、私本当は沙菜のこともみんなのことも覚えてるの」


沙菜は驚いた顔をしてたけど、笑って言った


「入って」


部屋に入ると白と黒を基調とした家


とてもシンプルだけど落ち着く雰囲気


「座って」


黒い高級そうなソファに座る


「沙菜‥「コーヒー淹れるね」


沙菜はキッチンから言った


しばらくして沙菜も隣に座る


「どうぞ」


「ありがとう‥沙菜」
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