君に贈る
琉生SIDE

何かイラッとするんだけど


まぁ、一度会ってみたいものだな


その店長さんに


つか沙菜男友達多すぎんだよ‥


いやいや結衣を離れさせるためだ


何気にしてんだ俺












愛理ちゃんが帰った後


キッチンでコップを洗ってる沙菜を無意識に後ろから抱きしめた


「琉生?」


「ん?」


「そんなとこも好き」


‥もしかしてバレテんの?


俺は沙菜を俺の方に振り向かせ唇を奪った


「んっ‥」


沙菜の柔らかい唇を頬張る


そっと離れたとき沙菜は言った


「ねぇ琉生、聞きたいんだけど」


「ん?何を?」


「どうして最初私にムカつくって言ったの?」


「俺そんなこと言ったっけ」
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