君に贈る
no.8
琉生SIDE

今日も結衣はマンションに来てて‥


今日も俺は無視して会社へ向かう


「琉生!どうして無視するの~」


車の外から聞こえる結衣の声は流れるように消えた


朝からやる気が失せる








長い一日を終え会社を出るとき


「琉生!来ちゃった」


結衣は暇人か?


「結衣、いい加減にしてくれ」


「そんな照れないでよ」


頬を赤く染める結衣


照れてねぇし


「今からご飯いこ」


「行かない」


「じゃあ私んち来る?琉生のために作ってあげる」


「行かない」


「もう!じゃ琉生の家に「来るな」


イライラする


「そんな‥ひどい」


「結衣、気付けよ。俺はお前に気はない」


「そんなことないもん!」


何でお前がはっきり言えるんだよ
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