君に贈る
「琉生歩きづらいよ~」


だったら離れろ


俺はイライラしてんだ


何も答える気はない


俺は歩く速度を速くする


「琉生っ」


こけそうになりながら歩く結衣


「離れればいいだろ」


俺は冷たく言い放った


でも結衣は離れない


はぁ‥


いつものバーに入りカウンターに座る


「いらっしゃい琉生」


「マスターいつもの」


「はい。お連れさんは?」


「同じのを」


「やめとけ」


「え~どうして?」


後で面倒くさいことになるからに決まってる


「マスター別の」


「はい」


「いや!同じの!」


「お前黙れよ」


「琉生の意地悪」
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