君に贈る
「どうぞ。俺コイツに興味ないんで」


っ‥


俺は男を睨んだ


「琉生はいっつも冷たく言うけど優しいんだから」


結衣は必死に俺の仲間に説明する


「結衣、俺本当のこと言ってんだけど」


俺は立ち上がり結衣のとこまできた


そして結衣の腕を引っ張った


「尚吾っ」


俺は結衣の腕を引いて店の外に出た


「何でここにいんのよ‥」


「結衣、アイツはやめとけよ」


「何で尚吾がそんなこと言うの!?」


「お前それで幸せなのかよ」


「幸せよ。私琉生と一緒にいられればそれでいいんだから」


「…」


アイツは、かっこいいだけの男じゃないって?


「尚吾は口出さないでよ」


そう言って店に入って行く結衣を


俺は止められなかった


俺は店に戻る気にならなくて、そのまま家路についた


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