君に贈る
お義母さんは私が電話をしたことに気付いてないくらい悩んでる


ん?


てかうちの親も行くの?


二人とも?


仲直りしたのかな?


まさかね‥


それから数時間して琉生が来た


「琉生、遅かったね」


「あぁ、また結衣に捕まった」


「…」


「琉生!結衣って誰なの?」


お義母さんがスッと立ち上がり琉生に言った


「あぁ、ストーカー」


「え!?琉生ストーカーされてるの!?」


いやいや、もっと他に言い方あったでしょ


「最近毎日」


「琉生警察に相談したの?」


「男の俺が言ったって信じてもらえねぇだろ‥」


ごもっとも


「ダメよ、ちゃんと言えばわかってくれるから、明日一緒に行きましょ」


「…」


琉生は頭を抱えてため息をついた


琉生がストーカーだなんて言うから‥


「いい?明日お母さん迎えに来てね」


「…」


「琉生、いいわね?」


「わかったわかった」
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