君に贈る
愛理と別れて自宅の鍵を開ける


15階建の12階、1LDK


部屋は白で統一してるんだけど、愛理にいつもキレイ過ぎて落ち着かないって言われる


ちなみに愛理は3つ隣の部屋


隣にしたかったけど、できなかったんだよねぇ


私はリビングのソファに深く座った


携帯を取り出しタップする




TRRRRR  TRRRRR


「どうした?」


「フッ。裕、合コン組んで」


「またかよ」


「まただよ」



裕は男友達の中で一番仲がいい


「しゃぁねぇなぁ。今回はド派手にいくか?」


「は?」



どういう意味?



「任せとけよ」


「‥うん、よろ」



やけに楽しそうな声の裕だったな


電話を切って思った


条件何も言ってないし!


私はもう一度電話をかけた


でも通話中‥
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