君に贈る
そっと離れた琉生は意地悪に


「続きは後でな、ここではさすがに無理だから」


「っ///」


マンションのエントランス前


私は周りをキョロキョロ見回した


「沙菜、やっと俺の口のムズムズが収まった」


そう言って嬉しそうにマンションに入ってく琉生


琉生の可愛い一面発見


思わず笑ってしまった


さっきまでのモヤモヤはすでに消えていた







家に入り琉生が言った


「沙菜、ショウゴって奴に何言われた?」


「えっ」


琉生はソファに座り足を組んで言った


そして私を隣に座らせる


「電話で何言われた?」


「えっと‥遊ばれてるって。だから結婚しない方がいいって」


「ふ~ん」


琉生は明後日の方向を向いて頷いた


「琉生、尚吾が琉生と結衣がバーにいるとこ見たって」


「やっぱりな」


「え?」


何がやっぱり?
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