君に贈る
no.9
今日は結婚式
ドキドキする
「沙菜、キレイよ」
お母さんが私を見て言った
「ありがと」
「ほら、あんたも何か言ったらどう?」
お母さんがお父さんに言った
お父さんは涙を浮かべて目を合わせない
「もう。沙菜、写真撮りましょう」
「うん」
「泣くだけならシャッター押して」
お母さんがお父さんにデジカメを渡した
「あぁ」
涙を拭ってカメラを持つお父さん
「お父さん、ありがとう」
「沙菜」
「お母さんも、産んでくれてありがとう」
自然と出てきた言葉
「もう、沙菜、泣かせないで」
「お父さんも一緒に撮ろう」
「あぁ。スタッフさん呼んでくるな」
そう言ってお父さんは部屋を出た
「沙菜、ありがとう」
「お母さん」
「沙菜ができたとき本当に嬉しかった」
そう言ってどこか見ながら微笑むお母さん
「あの人なんてまだ妊娠初期の段階であなたの服買ってきてたのよ」
「え」
お父さんが?
「笑っちゃうでしょ?しかも男の子の服ばっかり」
ドキドキする
「沙菜、キレイよ」
お母さんが私を見て言った
「ありがと」
「ほら、あんたも何か言ったらどう?」
お母さんがお父さんに言った
お父さんは涙を浮かべて目を合わせない
「もう。沙菜、写真撮りましょう」
「うん」
「泣くだけならシャッター押して」
お母さんがお父さんにデジカメを渡した
「あぁ」
涙を拭ってカメラを持つお父さん
「お父さん、ありがとう」
「沙菜」
「お母さんも、産んでくれてありがとう」
自然と出てきた言葉
「もう、沙菜、泣かせないで」
「お父さんも一緒に撮ろう」
「あぁ。スタッフさん呼んでくるな」
そう言ってお父さんは部屋を出た
「沙菜、ありがとう」
「お母さん」
「沙菜ができたとき本当に嬉しかった」
そう言ってどこか見ながら微笑むお母さん
「あの人なんてまだ妊娠初期の段階であなたの服買ってきてたのよ」
「え」
お父さんが?
「笑っちゃうでしょ?しかも男の子の服ばっかり」