君に贈る
思わず微笑んでしまう


「沙菜、自分でドレス踏むなよ」


「わかってるよ」


そう言われると足元ばっか気にしちゃいそう






そしてドアが開かれた




















琉生SIDE

みんながドアに注目する中


ドアが開いた


沙菜を見て俺は固まった


キレイだよ、沙菜


顔が綻ぶのがわかる


お義父さんは緊張してるのか表情が硬い


パイプオルガンの音に包まれ俺の元にくる


お義父さんにお辞儀し沙菜をもらった


二人で神父の前に立つ


沙菜の手が震えてるのがわかる


俺はそっと沙菜の手に手を乗せた


沙菜、一生俺のそばにいてくれ













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