君に贈る
「それでは、誓いのキスを」


俺は沙菜のベールを捲り


顔を近づける


そのとき


バン!!!


ドアが開く大きな音がした


一斉にみんなが注目する


そこには結衣がいて


「「っ」」


「琉生!どういうこと!?」


結衣は泣きながら俺らのそばまできた


周りが騒ぎ出す


「私と結婚してくれるって言ったじゃない」


「結衣「ひどい!」


結衣は沙菜を睨んだ


「おい誰かさっさ連れてけ」


そんな声が聞こえる


そのとき男が俺らの前に来た


「結衣、来い」


「イヤ!!」


男が結衣の手を引く


こいつがショウゴか


「結衣」


俺は結衣を呼んだ


結衣が俺を見た
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