君に贈る
「まぁ、その方が俺的にはいいけど」


「///」






初夜だしな























尚吾SIDE


あれから結衣を家に送り届けた


「結衣‥」


「帰ってよ!」


顔をグシャグシャにして泣く結衣を置いて帰れない


「じゃあ泣くなよ」


「尚吾に何がわかるの!?」


こんなとき何て言えばいいんだよ


「どうして私の想いは届かないの!?琉生のこと本気だったのに!」


「…」


俺には“琉生のことは”に聞こえた


「何であんな女がいいのよ」


こんなこともう数時間続けてる


夜の10時になったとき、インターフォンが鳴った


結衣は出ようとしない
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