君に贈る
無理矢理悟の電話を切り結衣がいる方へ目を向けた


「あれっ」


さっきまでいた結衣がいない


えっ


どこに‥


私はマンションの周りを探した


悟、許さない


全く、間が悪すぎ


周辺を探す


どこ行ったんだろ


そのときまた電話が鳴る


「もう!悟今いそが「愛理ちゃん」


私は走っていた足を止めた


「尚吾くんっ‥」


「どう?結衣「それが、いなくなって今探してるの」


「えっ」


「ごめ、また電話するね」


やば


正直に言い過ぎたかも


もうっ


私は再び走り出した
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