君に贈る
沙菜SIDE

会社につくと頭を抱える愛理の姿があった


「おはよ」


「あ・・沙菜」


「寝てないの?」


愛理の目の下にはクマができている


コクンと頷く愛理


「どうしたの?」


「沙菜‥ううん、何でもないよ」


「嘘。何かあった?」


目を伏せる愛理


「最近夜うなされて」


「やな夢見たんだね」


「うん」


疲れたように笑う愛理には


気力がないように感じる


「沙菜、今日飲みいこっか」


「体調悪いんだから、お酒禁止だよ」


「ははっ。そだね」


愛理は何に悩んでるんだろ


「でも、食べにいこっか」


愛理の話聞きたいし


「うん、おーけぇ」


それからひたすらパソコンをたたく


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