君に贈る
琉生SIDE


俺はいつものように仕事に追われていた


昨日アイツが帰るとこ見てから


気になって仕方ない


アイツどんくらい待ってた?


「社長、外線1番お電話です」


社長室のスピーカーにビクッとする


今は仕事中だ


「はい」


俺は遮るように電話に出た








今日の仕事が一段落して俺は会社のテラスにいた


「社長、コーヒーどうぞ」


「あぁ、ありがとう」


女は真っ赤になって行った


俺はコーヒーを飲み手帳を開いた


昨日のアイツの残像が頭を離れない


アイツは、俺が思い描いてる女とは違うのか‥?


俺は携帯を取り出した


今日はまだ連絡がない


いつもなら1通くらいメールがあるのに


俺は携帯をしまい、コーヒーを飲んだ


< 33 / 418 >

この作品をシェア

pagetop