君に贈る
何だろ


やっぱ違和感を感じるんだけど


「ねぇ、二人私に何か隠してない?」


「「っ」」


二人は少し慌てた


「何で?何もないって」


「そうそう」


私は二人を交互に見る


気のせいなの?


「愛理ちゃんクマできてるけど、寝不足?」


「うん、最近ヤな夢見るんだぁ」


「どんな?」


「お、親が殺される夢」


「誰かが死ぬ夢って逆にいいらしいよ」


「そうなの?」


二人は会話を進めていく


でも私はイマイチ腑に落ちなくて


ただ聞いているだけだった
< 332 / 418 >

この作品をシェア

pagetop